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北原白秋の全作品

青空文庫で公開されている北原白秋の全作品59篇を、おすすめ人気順で表示しています。

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父上に献ぐ父上、父上ははじめ望み給はざりしかども、児は遂にその生れたるところにあこがれて、わかき日をかくは歌ひつづけ候ひぬ。
風格高うして貴く、気韻清明にして、初めて徹る。
[#ページの左右中央]この小さき抒情小曲集をそのかみのあえかなりしわが母上と、愛弟 Tinka John に贈る。
[#ページの左右中央]わがこの哀れなる抒情歌集を誰にかは献げむはらからよわが友よ忘れえぬ人びとよ凡てこれわかき日のいとほしき夢のきれはしTonka John[#改丁][#ページの左右中央]桐の花とカステラ[#改ページ]27. ※(むし). 10桐の花とカステラの時季となつた。
桐の花とカステラの時季となつた。
[#ページの左右中央]フレップの実は赤く、トリップの実は黒い。
[#ページの左右中央]海道東征[#改ページ]海道東征第一章高千穂男声(独唱竝に合唱)神坐(ま)しき、蒼空と共に高く、み身坐(ま)しき、皇祖。
去年の秋、小田原の近在に意外の大惨虐が行はれた。
大「雀の卵」が完成した。
[#ページの左右中央]道のべの春[#改ページ]半島の早春三浦三崎大正十二年二月一日午後、何処といふあてもなくアルスの牧野君と小田原駅から汽車に乗つた。
[#ページの左右中央]きらら。
近景ニ一本ノ葦、遠景ニ不二ノ山、不二ヨリモサラニ高ク、新鮮ニ葦ハ戦ゲリ。
*あの第一回の烈震以来、その後千数百回の余震に、人人はどれだけ脅かされたか。
われは思ふ、浅草の青き夜景を、仲見世の裏に洩るる短夜の葱のむせびを、公園の便所の瓦斯を、はた、澄めるアルボースの香を。
上静かにすゝむ時の輪の軋(きしり)つたへて幽かにも――白光、小鳥にゆるゝごと明日の香ゆらぐ夢の浪薄紫にたゞよひて白帆張りゆく霊の舟円らに薫る軟かぜの千里の潮の楽の音と人が息吹は力あるいのちの韻、永久に血の脈搏と大闇の沈黙やぶりて響くまで――神澄みわたる雪の夜の聖きひと夜を神秘なる天の摂理と黙示との悟うるべく厳かに書万巻の廬(ろ)をいでゝ雪に清し...
わかき日の饗宴を忍びてこの怪しき紺と青との詩集を[#ここから横組み]“PAN”[#ここで横組み終わり]とわが「屋上庭園」の友にささぐ[#改丁]東京夜曲[#改ページ]公園の薄暮ほの青き銀色の空気に、そことなく噴水の水はしたたり、薄明ややしばしさまかえぬほど、ふくらなる羽毛頸巻のいろなやましく女ゆきかふ。
25. ※(かげ). 10.午後三時過ぎ、薄黄水仙の浅葱の新芽枯れたる芝生のなかに仕切られたる円形或は長方形の花壇のなかに二寸ばかり萌えいづ。
凡てが小生には復と得難い哀しい省察の時を与へて呉れました。
円燈飢渇あな熱し、あな苦し、あなたづたづし。
山嶽ノ上ヲユク雲ノ軽サ、水ニウツル山嶽ノカゲノ重サ。
わかき日の饗宴を忍びてこの怪しき黄と緑との詩集を“PAN”とわが「屋上庭園」の友にささぐ。
微風ハ純金ノ足ノウラヨリコソバユクモ笑フカナ。
ほのぼのと軋(きし)むは屋根の風見か、矢ぐるま、まんじりともせぬわがこころ、わかれた夜から、夜もすがら、まだ、あかつきの空かけて、きりやきり、きりやほろろ。
日ハ光レリ、鏡ノ中ニ、光ノミ照リカガヤケリ、ソハアマリニ眩(マブ)シ。
自ラノ真実ヲ真実トスルコト、金ヲ金トシ悲シムコト、吹ク風ノオノレソヨギ、薔薇ト野菜ノムキムキニ咲キ、鳥ノ飛ビ、魚ノオヨギ、虫ノ匍フコト、男ヲンナノツツマシク連レ添フコト、ミナアハレナリ、シンジツニ。
春鶯(うぐひす)眠る花楮月は翁の面のうへ皷(つづみ)うてうておもしろく春はふたたび花楮[#改ページ]秋秋はほのかに寢(ね)ざめしてあはれと思ふ幾夜さぞとすれば白う吹き立ちて月夜の風も消えゆけり。
夏の昼間のひきがへる、そなたは、なんでさびしいぞ。
「芸術の円光」は昭和二年三月、アルスより刊行された。
松の葉の青きにしとしとと雨はふる。
少年老い易し、麗人は刻を千金の春夜に惜む。
一、本巻には処女詩集「邪宗門」、抒情小曲集「思ひ出」、及び少年期の長篇数種を収めた「朱泥の馬」、それに補遺の数篇とを輯める事にした。
一、本巻には東京景物詩「雪と花火」以後の所作を輯める事にした。
閑雅な孟宗の枯れ色は私にとつて何より親しく感じられる。
『東京にはお星さんがないよ。
ほのかなるものゆめはうつつにあらざりき、うつつはゆめよりなほいとし、まぼろしよりも甲斐なきはなし。
私が東京に着いて一番に鋭く感じたのは新橋停車場の匂でした。
詩は芸術の精華である。
幽かに香ひはのぼる。
緑の種子種子はこれ感覚の粋、緑は金の陰影にして、幽かに泣くはわが心。
[#ページの左右中央]印度更紗の言葉心ゆくまでわれはわが思ふほどのことをしつくさむ。
蜜柑山でも見に行かうかと、日向ぼつこから私が立つと、夕暮君も、それはよからうと続いて立ち上つた。
東京景物詩は大正二年七月の版である。
「ほら、あれがお城だよ。
我が長歌の総てを収めて、此の『篁』を成す。
私の郷里柳河は水郷である。
古代新頌懸巣飛べよ、深山懸巣、神神はまた目ざめぬ。
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