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児童書版

右門捕物帖 15 京人形大尽

佐々木味津三
『右門捕物帖』は青空文庫で公開されている佐々木味津三の長編作品。28,928文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜   28,928 文字
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書き出し
――前章の化け右門事件で、名人右門の幕下に、新しく善光寺辰(たつ)なる配下が一枚わき役として加わり、名人、伝六、善光寺辰と、およそ古今に類のない変人ぞろいの捕物陣を敷きまして、いと痛快至極な捕物さばきに及びましたことはすでにご紹介したとおりですが、いよいよそれなる四尺八寸の世にもかわいらしいお公卿さまが幕下となって第二回めの捕物、名人にとっては、ちょうどの十五番てがらです。
初出
底本
「右門捕物帖(二)」春陽文庫、春陽堂書店, 1982(昭和57)年9月15日
表記
新字新仮名
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