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TOP 佐藤垢石 短編(5分以内)

5分以内で読める佐藤垢石の短編作品

青空文庫で公開されている佐藤垢石の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編30作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(〜2,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜30件 / 全30件
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数日前ちょっと閑があったから、水戸の常盤公園へ観梅に出かけて行った。
山の緑は次第に濃くなる。
榛名湖の公魚釣りは非常に繁盛である。
母はいつも、釣りから戻ってきた父をやさしくいたわった。
小アジ釣は誰にでもやれるのでファンが大分多い。
鮒釣りには季節によりいろいろの釣り方があるが、乗っ込み鮒ほど興趣が深いものはないのである。
謹啓、余寒きびしくと申し上げ度く存じ候へ共、今年程暖かき例無之、お互に凌ぎよき春日に候。
岩魚は、石を食う。
釣り人が、獲物を家庭へ持ち帰って賑やかな団欒に接した時くらいうれしいことはないであろう。
鮎は、毛鈎や友鈎で掛けるばかりでなく、餌に食いつくのは、誰も知っている。
寒い冷たいとはいうが、もう春だ。
釣りは、主人が釣りそのものを楽しむということと共に、獲物の味を家族に満喫させるところに一層の興味がある。
人間は、だれしもおいしい物を食べているときが一番楽しいのではないかと思う。
品川沖道了杭夜の黒鯛釣は、夏の暑熱を凌ぐにこれほど興味豊かな遊びはない。
青鱚釣は例年八十八夜即ち五月上旬には釣れはじまる。
奥山へは、秋の訪れが早い。
小田原の筑紫誠一氏から、海岸でガラガラの投げ込み釣が大そう面白いからやって来ないか、という手紙が来たので、十六日午後から行って見た。
幸田露伴博士は凝り屋で有名である。
瀬戸内海の鯛釣り漁師は、蛸の足を餌に使っている。
梅雨の、わが庭に蚯蚓(みみず)が這いだしてきた。
静寂といおうか、閑雅といおうか、釣りの醍醐味をしみじみと堪能するには、寒鮒釣りを措いて他に釣趣を求め得られないであろう。
私の、山女魚釣りを習った場所は奥利根であった。
釣道具の呼称については解釈のつかぬものが多い。
トルコ人ほど水をよく飲む国民はない。
冬の美味といわれるもののうち鰍(かじか)の右に出るものはなかろう。
大きな山蜘蛛が、激しい溪流を、斜めに渡る姿を見た瞬間、水面にガバと音を立てて白泡の渦巻を残し、忽として蜘蛛が消え去る事がある。
山女魚は貪食の魚で、昆虫とかその幼虫とか、魚類の卵、みみずなど、この魚の好んで食う餌は、殆ど数えることができないほど多い。
秋がくると、山女魚は鱒(ます)の卵を争って食うのである。
こうして私は、長い年月東西の国々を釣り歩いた。
私の故郷の家の、うしろの方に森に囲まれた古沼がある。
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