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TOP 牧野富太郎 短編(30分以内)

30分以内で読める牧野富太郎の短編作品

青空文庫で公開されている牧野富太郎の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編2作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(4,001〜12,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜2件 / 全2件
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花がつみまじりにさけるかきつばたたれしめさして衣にするらん公実狩人の衣するてふかきつばた花さくときになりぞしにけり基俊カキツバタはだれもよく知っているアヤメ科イリス(Iris)属の一種であって、Iris laevigata Fisch. の学名を有する。
余が北見の国利尻島の利尻山に登ったのは、三十六年の八月である、農学士川上滝弥君が、数年前に数十日の間この山に立籠って、採集せられた結果を『植物学雑誌』に発表せられたのを、読んでから、折があったら自分も一度はこの山に採集に出かけたいと思っていたが、何分にも好機会がないので、思いながら久しく目的を達することが出来なかった、然るに山岳会の会員中で高山植物の採集と培養に熱心な加藤泰秋子爵が、この山の採集を思い立たるるとの話を聞いたので、もし同行が出来れば自分は大変に利益を得られるであろうと信じた...
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