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或る淫売婦におくる詩

山村暮鳥
『或る淫売婦におくる詩』は青空文庫で公開されている山村暮鳥の短編作品。1,298文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内   1,298 文字
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書き出し
女よおんみは此の世のはてに立っているおんみの道はつきているおんみはそれをしっているいまこそおんみはその美しかった肉体を大地にかえす時だ静かにその目をとじて一切を忘れねばならぬおんみはいま何を考えているかおんみの無智の尊とさよおんみのくるしみそれが世界の苦みであると知れああそのくるしみによって人間は赦されるおんみは人間を救ったおんみもそれですくわれたどんなことでもおんみをおもえばなんでもな...
初出
1917年   (「感情」1917(大正6)年9月号)
底本
「日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一)」新日本出版社, 1987(昭和62)年5月25日
表記
新字新仮名
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