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児童書版

冬の山

木暮理太郎
『冬の山』は青空文庫で公開されている木暮理太郎の短編作品。3,928文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数
10分以内   3,928 文字
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書き出し
都大路に木枯が音ずれて、街路樹の梢が日に増しあらわになりまさる頃になると、濁りがちな空の色も流石に冴えて、武蔵野をめぐる山々の姿が、市中からも鮮に望まれる日が多くなる。
初出
1926年   (「旅」1926(大正15)年1月)
底本
「山の憶い出 下  」平凡社ライブラリー、平凡社, 1999(平成11)年7月15日
表記
新字新仮名
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