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種田山頭火
短編(5分以内)
5分以内で読める種田山頭火の短編作品
青空文庫で公開されている種田山頭火の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編28作品を、おすすめ人気順に表示しています。
(〜2,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
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書き出し
赤い壺
(1916年)
種田山頭火
5分以内
1,182 文字
『あきらめ』ということほど言い易くして行い難いことはない。
赤い壺
種田山頭火
5分以内
『あきらめ』ということほど言い易くして行い難いことはない。
草と虫とそして
(1941年)
種田山頭火
5分以内
1,726 文字
いつからともなく、どこからともなく、秋が来た。
草と虫とそして
種田山頭火
5分以内
いつからともなく、どこからともなく、秋が来た。
歩々到着
(1932年)
種田山頭火
5分以内
337 文字
禅門に「歩々到着」という言葉がある。
歩々到着
種田山頭火
5分以内
禅門に「歩々到着」という言葉がある。
漬物の味〔扉の言葉〕
(1931年)
種田山頭火
5分以内
391 文字
私は長いあいだ漬物の味を知らなかった。
漬物の味〔扉の言葉〕
種田山頭火
5分以内
私は長いあいだ漬物の味を知らなかった。
私の生活(二)
(1931年)
種田山頭火
5分以内
479 文字
御飯ができ、お汁ができて、そして薬缶を沸くようにしておいて、私は湯屋へ出かける。
私の生活(二)
種田山頭火
5分以内
御飯ができ、お汁ができて、そして薬缶を沸くようにしておいて、私は湯屋へ出かける。
私の生活
(1931年)
種田山頭火
5分以内
490 文字
あんまり早く起きたところで仕方がないから、それに今でもよく徹夜するほど夜更しをする性分の私だか...
私の生活
種田山頭火
5分以内
あんまり早く起きたところで仕方がないから、それに今でもよく徹夜するほど夜更しをする性分の私だから、自分ながら感心するほど悠然として朝寝をする。
述懐
(1938年)
種田山頭火
5分以内
535 文字
――私はその日その日の生活にも困っている。
述懐
種田山頭火
5分以内
――私はその日その日の生活にも困っている。
遍路の正月
(1941年)
種田山頭火
5分以内
573 文字
私もどうやら思い出を反芻する老いぼれになったらしい。
遍路の正月
種田山頭火
5分以内
私もどうやら思い出を反芻する老いぼれになったらしい。
雑信(一)
(1912年)
種田山頭火
5分以内
585 文字
新年句会には失敬しました、あれほど堅く約束していた事ですから、私自身は必ず出席するつもりでした...
雑信(一)
種田山頭火
5分以内
新年句会には失敬しました、あれほど堅く約束していた事ですから、私自身は必ず出席するつもりでしたけれど、好事魔多しとやらで、飛んでもない邪魔が這入って、ああいうぐうたらを仕出来しました、何とも彼とも言訳の申上様もありません、ただただ恐縮の外ありません、新年早※ぐうたらの発揮なんぞは自分で自分に愛想が尽きます、といったところで、ぐうたらは何処まで行ってもぐうたら、何時になってもぐうたらで、それは私の皮膚の色が黒いのとおなじく、私の性であります、私自身さえ何うする事も出来ません、有体に白状しま...
独慎〔扉の言葉〕
(1933年)
種田山頭火
5分以内
629 文字
昭和八年一月一日、私はゆうぜんとしてひとり(いつもひとりだが)こここうしてかしこまっていた。
独慎〔扉の言葉〕
種田山頭火
5分以内
昭和八年一月一日、私はゆうぜんとしてひとり(いつもひとりだが)こここうしてかしこまっていた。
水〔扉の言葉〕
(1931年)
種田山頭火
5分以内
640 文字
禅門――洞家には『永平半杓の水』という遺訓がある。
水〔扉の言葉〕
種田山頭火
5分以内
禅門――洞家には『永平半杓の水』という遺訓がある。
寝床〔扉の言葉〕
(1931年)
種田山頭火
5分以内
659 文字
ここへ移って来てから、ほんとうにのびやかな時間が流れてゆく。
寝床〔扉の言葉〕
種田山頭火
5分以内
ここへ移って来てから、ほんとうにのびやかな時間が流れてゆく。
故郷〔扉の言葉〕
(1932年)
種田山頭火
5分以内
702 文字
家郷忘じ難しという。
故郷〔扉の言葉〕
種田山頭火
5分以内
家郷忘じ難しという。
道〔扉の言葉〕
(1933年)
種田山頭火
5分以内
842 文字
いつぞや、日向地方を行乞した時の出来事である。
道〔扉の言葉〕
種田山頭火
5分以内
いつぞや、日向地方を行乞した時の出来事である。
私を語る
――(消息に代えて)――
(1931年)
種田山頭火
5分以内
911 文字
私もいつのまにやら五十歳になった。
私を語る
――(消息に代えて)――
種田山頭火
5分以内
私もいつのまにやら五十歳になった。
俳句に於ける象徴的表現
(1914年)
種田山頭火
5分以内
914 文字
井泉水氏は印象詩乃至象徴詩としての俳句について屡々語られた。
俳句に於ける象徴的表現
種田山頭火
5分以内
井泉水氏は印象詩乃至象徴詩としての俳句について屡々語られた。
片隅の幸福
(1941年)
種田山頭火
5分以内
942 文字
大の字に寝て涼しさよ淋しさよ一茶の句である。
片隅の幸福
種田山頭火
5分以内
大の字に寝て涼しさよ淋しさよ一茶の句である。
赤い壺(三)
(1916年)
種田山頭火
5分以内
993 文字
物を弄ぶのはその物の真髄を知らないからである。
赤い壺(三)
種田山頭火
5分以内
物を弄ぶのはその物の真髄を知らないからである。
赤い壺(二)
(1916年)
種田山頭火
5分以内
1,075 文字
自分の道を歩む人に堕落はない。
赤い壺(二)
種田山頭火
5分以内
自分の道を歩む人に堕落はない。
最近の感想
(1916年)
種田山頭火
5分以内
1,178 文字
現時の俳壇に対して望ましい事は多々あるが、最も望ましい事の一つは理解ある俳論の出現である。
最近の感想
種田山頭火
5分以内
現時の俳壇に対して望ましい事は多々あるが、最も望ましい事の一つは理解ある俳論の出現である。
鉄鉢と魚籃と
――其中日記から――
(1935年)
種田山頭火
5分以内
1,192 文字
九月三日。
鉄鉢と魚籃と
――其中日記から――
種田山頭火
5分以内
九月三日。
白い花
(1941年)
種田山頭火
5分以内
1,215 文字
私は木花よりも草花を愛する。
白い花
種田山頭火
5分以内
私は木花よりも草花を愛する。
草木塔
(1933年)
種田山頭火
5分以内
1,331 文字
茶の花庵のまわりには茶の木が多い。
草木塔
種田山頭火
5分以内
茶の花庵のまわりには茶の木が多い。
雑記
(1933年)
種田山頭火
5分以内
1,427 文字
私には私らしい、庵には庵らしいお正月が来た。
雑記
種田山頭火
5分以内
私には私らしい、庵には庵らしいお正月が来た。
白い路
(1917年)
種田山頭火
5分以内
1,527 文字
熟した果実がおのずから落ちるように、ほっかりと眼が覚めた。
白い路
種田山頭火
5分以内
熟した果実がおのずから落ちるように、ほっかりと眼が覚めた。
物を大切にする心
(1938年)
種田山頭火
5分以内
1,633 文字
物を大切にする心はいのちをはぐくみそだてる温床である。
物を大切にする心
種田山頭火
5分以内
物を大切にする心はいのちをはぐくみそだてる温床である。
砕けた瓦
(或る男の手帳から)
(1914年)
種田山頭火
5分以内
1,759 文字
私は此頃自から省みて『私は砕けた瓦だ』としみじみ感ぜざるをえないようになった。
砕けた瓦
(或る男の手帳から)
種田山頭火
5分以内
私は此頃自から省みて『私は砕けた瓦だ』としみじみ感ぜざるをえないようになった。
鎖ペンを握って
――三月十九日 夜―― 山頭火
(1913年)
種田山頭火
5分以内
1,782 文字
△春と共に白楊社が生れた。
鎖ペンを握って
――三月十九日 夜―― 山頭火
種田山頭火
5分以内
△春と共に白楊社が生れた。
※
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