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TOP 薄田泣菫 短編(10分以内)

10分以内で読める薄田泣菫の短編作品

青空文庫で公開されている薄田泣菫の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編12作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(2,001〜4,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜12件 / 全12件
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梅雨まへには、今年はきつと乾梅雨だらうといふことでしたが、梅雨に入つてからは、今日まで二度の雨で、二度ともよく降りました。
京都に住んでゐた頃、たしか花時の事だつたと思ひます。
一雨夕立が来さうな空模様でした。
また春が帰つて来た。
いろんなものを愛撫し尽した果が、石に来るといふことをよく聞いた。
前号に細川護立侯のことを書いたから、今日はその御先祖細川幽斎のことを少しく書いてみよう。
私は今夕暮近い一室のなかにひとり坐ってゐる。
私の近くにアメリカ帰りの老紳士が住んでをります。
「奥さん、謝れなら謝りまんが、それぢやお宅の飼猫だすかいな、これ」荷車曳(ひ)きの爺さんは、薄ぎたない手拭で、額の汗を拭き拭き、かう言つて、前に立つた婦人の顔を敵意のある眼で見返しました。
私がじめじめした雜木の下路を通りながら、久米寺の境内へ入つて來たのは、午後の四時頃であつた。
ある歳の一月五日午後二時過ぎのことでした。
古沼の水もぬるみ、蛙もそろそろ鳴き出す頃となりました。
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