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児童書版

黒猫

薄田泣菫
『黒猫』は青空文庫で公開されている薄田泣菫の短編作品。2,457文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数
10分以内   2,457 文字
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書き出し
「奥さん、謝れなら謝りまんが、それぢやお宅の飼猫だすかいな、これ」荷車曳(ひ)きの爺さんは、薄ぎたない手拭で、額の汗を拭き拭き、かう言つて、前に立つた婦人の顔を敵意のある眼で見返しました。
初出
底本
「泣菫随筆」冨山房百科文庫43、冨山房, 1993(平成5)年4月24日
表記
新字旧仮名
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