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TOP 石川啄木短編（10分以内）初めて見たる小樽

初めて見たる小樽

石川啄木

『初めて見たる小樽』は青空文庫で公開されている石川啄木の短編作品。3,872文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。

文字数

10分以内 3,872 文字

人気

-- PV

書き出し

新らしき声のもはや響かずなった時、人はその中から法則なるものを択び出ず。

初出

底本

「日本文学全集　12　国木田独歩　石川啄木集」集英社, 1967（昭和42）年9月7日

表記

新字新仮名

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石川啄木の人気作品

函館なる郁雨宮崎大四郎君同国の友文学士花明金田一京助君この集を両君に捧ぐ。

悲しき玩具

呼吸すれば、胸の中にて鳴る音あり。

啄木鳥いにしへ聖者が雅典の森に撞（つ）きし、光ぞ絶えせぬみ空の『愛の火』もて鋳にたる巨鐘、無窮のその声をぞ染めなす『緑』よ、げにこそ霊の住家。

冬の長い国のことで、物蔭にはまだ雪が残つて居り、村端の溝に芹（せり）の葉一片青んではゐないが、晴れた空はそことなく霞んで、雪消の路の泥濘の処々乾きかゝつた上を、春めいた風が薄ら温かく吹いてゐた。

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ある日の事でございます。

小さな谷川の底を写した二枚の青い幻燈です。

手袋を買いに

寒い冬が北方から、狐（きつね）の親子の棲（す）んでいる森へもやって来ました。

セメント樽の中の手紙

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