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10分以内で読める田中貢太郎の短編作品

青空文庫で公開されている田中貢太郎の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編42作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(2,001〜4,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜42件 / 全42件
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本所のお竹蔵から東四つ目通、今の被服廠跡の納骨堂のあるあたりに大きな池があって、それが本所の七不思議の一つの「おいてけ堀」であった。
――此の話は武蔵の川越領の中の三ノ町と云う処に起った話になっているが、此の粉本は支那の怪談であることはうけあいである。
此の話は、私が少年の時、隣家の老人から聞いた話であります。
八月の中比で国へ帰る連中はとうに帰ってしまい、懐の暖かな連中は海岸へ往ったり山へ往ったり、東京にいるのは金のない奴か物臭か、其のあたりのバーの女給にお思召をつけている奴か、それでなければ僕等のように酒ばかり飲み歩いている奴ばかりなのでしたよ。
――支那の四川省の奥で修業をしたと云うんだ。
東北本線の汽車に乗って宇都宮を通過する者は、宇都宮の手前に雀の宮と云う停車場のあるのを見るであろう。
長安に、方棟という男があった。
空には清光のある夏の月が出て、その光に染められた海は広びろと蒼白い拡がりを持って静かに湛(たた)え、数日前大海嘯を起して、数万の人畜の生命を奪った恐ろしい海とは見えなかった。
高知県高岡郡の奥の越知と云う山村に、樽の滝と云う数十丈の大瀑がある。
中国山脈といっても、播磨と但馬の国境になった谷あいの地に、世間から忘れられたような僅か十数戸の部落があったが、生業は云うまでもなく炭焼と猟師であった。
多摩川縁になった調布の在に、巳之吉という若い木樵がいた。
趙顔という少年が南陽の平原で麦の実を割っていると、一人の旅人がとおりかかった。
なむあみだぶ、なむあみだぶ、こんなことを口にするのは、罪深い業でございますが、門跡様の御下向に就いて思い出しましたから、ちょっと申します。
徳化県の県令をしていた張という男は、任期が満ちたのでたくさんの奴隷を伴れ、悪いことをして蒐めた莫大な金銀財宝を小荷駄にして都の方へ帰っていた。
由平は我にかえってからしまったと思った。
承応二巳年八月十一日の黄昏のことであった。
延宝二年の話である。
これは喜多村緑郎さんの持ち話で、私も本年六月の某夜浜町の支那料理で親しく喜多村さんの口から聞いて、非常に面白いと思ったから、其のうけうりをやってみることにしたが、此の話の舞台は大阪であるから、話中上場の人物は、勢、要処要処で大阪辯をつかわなくてはならないが、私には大阪辯がつかえないから、喜多村さんの話のように精彩のないと云うことをあらかじめ承知していてもらいたい。
劉海石は蒲台の人であった。
何時の比であったか、四国の吉野川の辺に四国三郎貞時と云う長者が住んでた。
梁(りょう)の武帝の大同の末年、欧陽※(おうようこつ)という武人が、南方に出征して長楽という処に至り、その地方の匪乱か何かを平定して、山間嶮岨の地へ入った。
土佐長岡郡の奥に本山と云う処がある。
――これは、私が近比知りあった医学士のはなしであります――私の父と云うのは、私の家へ養子に来て、医師になったものでありまして、もとは小学校の教師をしておりました。
幽霊の自筆田中貢太郎一ぱい張った二十三反帆に北東の風を受けて船は西へ西へ走っていた。
唐の代宗帝の広徳年間の事であった。
加茂の光長は瓦盃に残りすくなになった酒を嘗めるように飲んでいた。
怪僧田中貢太郎官軍の隊士飯田某は、五六人の部下を伴(つ)れ、勝沼在の村から村へかけて、潜伏している幕兵を捜索していた。
小坂丹治は香美郡佐古村の金剛岩の辺で小鳥を撃っていた。
暖かな春の夜で、濃い月の光が霞のかかったように四辺の風物を照らしていた。
崔(さい)は長安の永楽里という処に住んでいた。
お作の家には不思議なことばかりがあった。
これは人蔘で有名な朝鮮の話であります。
直隷に富豪があって家庭教師を傭おうとしていると、一人の秀才が来て、自分を傭うてくれと言った。
貧乏神物語田中貢太郎縁起でもない話だが、馬琴の随筆の中にあったのを、数年前から見つけてあったので、ここでそれを云ってみる。
辛道度は漂泊の旅を続けていた。
唐の開元年中、郭元振は晋(しん)の国を出て汾(ふん)の方へ往った。
奈良県吉野郡掖上村茅原に茅原寺と云う真宗の寺院があった。
猫の踊田中貢太郎老女は淋しい廊下を通って便所へ往った。
土佐の侍で大塚と云う者があった。
清は仲間の安三から金の分け前を要求せられてゐた。
一緒に歩く亡霊田中貢太郎「老媼茶話」には奇怪な話が数多(たくさん)載っている。
天津神国津神、山之神海之神、木之神草之神、ありとあらゆる神がみが、人間の間に姿を見せていたころのことであった。
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