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30分以内で読める中谷宇吉郎の短編作品(2ページ目)

青空文庫で公開されている中谷宇吉郎の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編89作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(4,001〜12,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
51〜89件 / 全89件
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もう四年前のことになるが、考えて見れば、寺田先生の亡くなられた年の夏のことである。
まだ戦争中の話である。
雪の化石をつくろうと思い立ったのは、もう二十年以上も昔の話である。
私が初めて墨色というものに興味を惹かれたのは、友人金沢の日本画家N氏の家でのことであった。
人間のものの考え方はもちろんのこと、感じ方さえも、時代と環境とによって、ずいぶんひどくちがうものだということを、この頃しみじみと感ずるようになった。
もう二十年以上も昔の話であるが、考古学を専攻していた私の弟が、東大の人類学教室で、土器の研究をしていたことがある。
「絵なき絵本」には、たいへん立派な作品がある。
この頃、伝統という言葉がちょいちょい使われるようになった。
初雪今年は初雪が例年よりも二日早かった。
もう三年ばかり前のことであるが、小宮先生の紹介で鈴木三重吉氏の未亡人の方から、『赤い鳥』に昔出ていた通俗科学の話を纏(まと)めて、一冊の本にしたいから、その校訂をしてくれというお話があった。
○Rationalist の論先生は書かれるものには、「とも考えられる」とか、「かも知れない」というような表現を始終用いておられるが、話をされる時には、特に少数の集りの場合には少し熱がはいってくると、随分はっきりと物をいわれたものであった。
もう十年も前のことであるが、倫敦に留学中私はユニバシティカレッヂのポーター老先生の所へ繁げ/\出入りしてゐるうちに、一緒に瑞西へ行かうとさそはれたことがあつた。
大雪山の雪昭和二十二年の秋の話である。
前に寒月君の「首縊りの力学」の話をした時、小宮さんから野々宮さんの「光線の圧力」についても何かそのような話があったら書くようにと勧められたことがあった。
美しき泥炭地北海道の景色の美しさの中で、比較的看逃されているのは、泥炭地の景色の美しさである。
もう二十年以上も昔の話であるが、弟といっしょに、しばらくパリで暮したことがある。
先年北海道で雪の研究に手を付けた時、日本の昔の雪の研究として有名な、土井利位の『雪華図説』と鈴木牧之の『北越雪譜』とを何とかして手に入れたいものと思って、古書の専門店の方へも聞き合せたことがあったが、折悪しくどうも手に入らないので困っていた。
汽車はあいかわらず満員である。
この二つの序文は、私が前から心がけていた『雪華研究の記録』につけるために書いたものである。
去年の夏のことである。
心霊は信じ得られるかリーダーズダイジェスト誌の五月号に、『心の領域』というかなり長文の記事がある。
前掲の『雪華図説』の研究というのは、ほんの思いつきのようなつもりで『画説』に書いたのであるが、脇本楽之軒氏が大変興味をもたれて、この後日譚を書く材料を集めるのに色々世話をして下さった。
国際雪氷委員会の前会長、チャーチ博士は、三十年以上も、ネバダ大学の教授をつとめ、昨年春引退した。
私は露伴先生のものは少ししか読んでいないし、お目にかかったのも、三、四回くらいのものである。
国際雪氷委員会(International Commission of Snow and Ice)は、ごく最近まで国際雪及び氷河委員会(International Commission on Snow and Glaciers)という名前で、国際水文学協会(International Association of Hydrology)の一部となっていた。
六月二十九日の同盟通信海外電報版によると、英国では一昨年の冬の初めから、飛行場の霧を消すことに成功し、それを実戦に使っていたそうである。
ミミーはまだ生れて二月にしかならぬ仔猫であるが、ペルシャ猫の血が混っているということで、ふさふさとした毛並みの綺麗な猫である。
先だって久しぶりに小宮さんと会った時、何かの拍子に露伴先生の話が出た。
兎の耳はだてについているものじゃないという話をこの頃聞いて大変面白かった。
今年の正月のある晩、『リーダース・ダイジェスト』の東京支社長マッキイヴォイ氏と同席した時に、牧野さんの話が出た。
緒言我が国が世界における文明国の中で有数の雪国であることは周知の事柄である。
研究における二つの型科学が今日のように発達して来ると、専門の分野が、非常に多岐に分れて、研究の方法も、千差万別の観を呈している。
この頃大ていの雪の結晶が皆実験室の中で人工で出来るようになったので、自分ではひとりで面白がっている。
一日が二十四時間であることは、人間ならば、子供でも知っている。
もう十年余りも昔の話になるが、私が寺田先生の助手をつとめて理研で働いていた頃のことである。
半沙漠地帯の農業アメリカの地図を頭に浮べてみよう。
東洋の書画における墨は、文房四宝の中でも特別な地位を占めていて、古来文人墨客という言葉があるくらいである。
今まであまり思い出のようなものは書かなかったが、私も今年で一人前の年齢に達したので、これからはあまり遠慮しないで、一つそういう話も書いてみることにする。
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