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TOP 山之口貘 短編(5分以内)

5分以内で読める山之口貘の短編作品

青空文庫で公開されている山之口貘の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編8作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(〜2,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜8件 / 全8件
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小学校の六年生になってからのこと、ぼくは机の前に座っていても、それは父や兄などの手前で、勉強しているふりをしているにすぎなかった。
その日、朝は、どしゃ降りなのであったが、午後になると、からりと晴れて、縁側に陽がさした。
池袋は、いま、時々刻々に変貌しつつあるのだ。
かつて、「むらさき」という雑誌があった。
本名山口重三郎。
おんなじ沖縄出身である旧知の男に出会したところ、かれはぼくに「あなたの放送を聞きましたよ」と言ったが、「しかしあなたの日本語はひどいもんですな、まるでおきなわやまとぐちのまる出しじゃありませんか」と来たのである。
ぼくの最初の詩集『思弁の苑』を出版したのは、昭和十三年の八月である。
郷里の沖縄から、上京したのは大正十一年の秋のことであったがその年の冬に、はじめて、ぼくは雪を見た。
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