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TOP 山之口貘 短編(30分以内)

30分以内で読める山之口貘の短編作品

青空文庫で公開されている山之口貘の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編6作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(4,001〜12,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
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詩を書き出してから、すでに四十年に近いのであるが、さてしかし、詩とはなにかと来られると四十年の年月もぐらつくみたいで先ず、当惑をもって答えるしかないのである。
人間は、生れてしばらくの間を赤ん坊と言われ、そのうちに幼年、少年、青年、壮年、老年という順を経て、墓場に永住することになるわけである。
×月×日金眼を覚ましてみると、側に寝ていた筈の六さんの姿は見えなかった。
十年を一昔とみれば、昔の昔の昔から、ぼくは酒を飲んで来たわけである。
この間のことである。
あとになって、きいたことなのであるが、ずっと前にそこに住んでいたうちの娘さんが、毒をのんで便所のなかで死んでいたという噂のある家なのである。
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