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TOP 三好達治 短編(30分以内)

30分以内で読める三好達治の短編作品

青空文庫で公開されている三好達治の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編8作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(4,001〜12,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜8件 / 全8件
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[#ページの左右中央]この小詩集を梶井基次郎君の墓前に捧ぐ[#改丁]砂上海海よお前を私の思ひ出と呼ばう私の思ひ出よお前の渚に私は砂の上に臥よう海鹹からい水……水の音よお前は遠くからやつてくる私の思ひ出の縁飾り波よ鹹からい水の起き伏しよさうして渚を噛むがいいさうして渚を走るがいいお前の飛沫で私の睫(まつげ)を濡らすがいい鶯「籠の中にも季節は移る私は歌ふ私...
仔羊海の青さに耳をたて圍ひの柵を跳び越える仔羊砂丘の上に馳けのぼり己れの影にとび上る仔羊よ私の歌は今朝生れたばかりの仔羊潮の薫りに眼を瞬き飛び去る雲の後を追ふ雷蝶雷の後かみなり蝶が村へくる村長邸の裏庭の百合の花粉にまみれてくる交番のある四辻で彼女はちよいと路に迷ふさうして彼女は風に揚る椎の木よりもなほ高く火ノ見櫓の半鐘よりもなほ高く海邊雨後の横雲...
人形のをぢさん守屋三郎さんは、支那文学の奥野信太郎さんと漫画家の横山隆一さんとの丁度中間位の恰幅であつて、容貌はどこやらそのお二人に似てゐる。
霾冬の初めの霽れた空に、淺間山が肩を搖すつて哄笑する、ロンロンロン・※ッハッハ・※ッハッハ。
課題に従つて以下万葉集の恋歌に就て少し卑見を記してみる。
この三月いつぱいで東京都の露店はいよいよ姿を消すことに結着した。
[#ページの左右中央]短歌集日まはりわが跫音路をうつわが杖の音われは聴くわが生の音づれ[#改ページ][#ページの左右中央]日まはりや床屋しづけき菜園に[#改ページ]やま鳥草生ふる電車線路をあしびきのやま鳥はつと走り越えにき白骨温泉にてうら山に銃の音せり時をへずまたも...
枕上口占もとおのれがさえのつたなければぞ、集ならんとする夜半……私の詩は一つの着手であればいい私の家は毀れやすい家でいいひと日ひと日に失はれるああこの旅のつれづれの私の詩は三日の間もてばいい昨日と今日と明日とただその片見であればいい又私の詩は明け方西の空にある昨日の月やがて地平の向ふに沈む昨...
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