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児童書版

幽霊塔

黒岩涙香
『幽霊塔』は青空文庫で公開されている黒岩涙香の長編作品。265,721文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜   265,721 文字
人気
  59,603 PV
書き出し
第一回ドエライ宝「有名な幽霊塔が売り物に出たぜ、新聞広告にも見えて居る」未だ多くの人が噂せぬ中に、直ちに買い取る気を起したのは、検事総長を辞して閑散に世を送って居る叔父丸部朝夫である。
初出
底本
「別冊・幻影城 黒岩涙香 幽霊塔・無惨・紳士のゆくえ」幻影城  , 1977(昭和52)年12月25日
表記
新字新仮名
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黒岩涙香 の人気作品

幽霊塔
黒岩涙香
第一回ドエライ宝「有名な幽霊塔が売り物に出たぜ、新聞広告にも見えて居る」未だ多くの人が噂せぬ中に、直ちに買い取る気を起したのは、検事総長を辞して閑散に世を送って居る叔父丸部朝夫である。
1時間〜
無惨
黒岩涙香
無惨日本探偵小説の嚆矢とは此無惨を云うなり無惨とは面白し如何なること柄を書しものを無惨と云うか是れは此れ当時都新聞の主筆者涙香小史君が得意の怪筆を染め去年築地河岸海軍原に於て人殺のありしことを作り設け之れに探偵の事項を附会して著作せし小説なり予本書を読むに始めに探偵談を設けて夫より犯罪の事柄に移りお紺と云う一婦人を捜索して証拠人に宛て之れが口供より遂いに犯罪者を知るを得るに至る始末老練の探偵が自慢天狗若年の探偵が理学的論理的を以て一々警部に対って答弁する...
1時間〜
血の文字
黒岩涙香
前置(著者の)「あア/\斯(こ)うも警察のお手が能く行届き、何うしても逃れぬ事が出来ぬと知たら、決して悪事は働かぬ所だッたのに」とは或(ある)罪人が己れの悪事露見して判事の前に引据られし時の懺悔の言葉なりとかや、余は此(この)言葉を聞き此記録を書綴る心を起しぬ、此記録を読むものは何人も悪事を働きては間職に合わぬことを覚り、算盤珠に掛けても正直に暮すほど利益な事は無きを知らん、殊に今日は鉄道も有り電信も有る世界にて警察の力を潜り果せるとは到底出来ざる所にして、晩かれ早かれ露見して...
1時間〜
探偵物語の処女作
黒岩涙香
私は元来自分で読物を書くなどと云う考は無かった。
5分以内