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1時間〜で読めるニコライ・ゴーゴリの長編作品

青空文庫で公開されているニコライ・ゴーゴリの作品の中で、おおよその読了目安時間が「1時間〜」の長編10作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(24,001文字〜の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
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ある省のある局に……しかし何局とはっきり言わないほうがいいだろう。
三月の二十五日にペテルブルグで奇妙きてれつな事件がもちあがった。
第一章県庁所在地のNNという市の或(あ)る旅館の門へ、弾機つきのかなり綺麗な小型の半蓋馬車が乗りこんで来た。
十月三日けふといふ日にはずゐぶん變なことがあつた。
第七章だらだらと退屈な長の道中のあいだ、寒さや、雪融や、泥濘や、寝ぼけ眼の宿場役人や、うるさい鈴の音や、馬車の修理や、啀みあいや、さては馭者だの、鍛冶屋だの、その他いろんな街道筋の破落戸どものためにさんざん悩まされた挙句、やっとのことで旅人の眼に、自分を出迎えにこちらへ近寄って来るような、懐かしい我が家の灯影がうつりだす――と、やがて彼の目前には見馴れた部屋々々が現われ、迎えに駈け出した人々の歓声がどっとあがり、子供たちがわいわい騒いで駈けまわる、次いで心もなごむような落着い...
これは、ガデャーチからよくやつて来たステパン・イワーノ※ッチ・クーロチカに聞いた物語ぢやが、これには一つの故事来歴がついてゐる。
とんとどうも分らない!堅気な基督教徒が何かを手に入れようとして、まるで猟犬が兎を追つかけるやうに、あくせくとして骨を折つても、どうしても旨くゆかないやうな場合に、そこへ悪魔めが荷担して、奴がちよつと尻尾を一つ振らうものなら、もうちやんと天からでも降つてわいたやうに、ひよつこり望みの品が現はれてゐるのだ。
キエフの街はづれで、わいわいと騒々しい物音が聞えてゐる。
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