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30分以内で読める大町桂月の短編作品

青空文庫で公開されている大町桂月の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編20作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(4,001〜12,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜20件 / 全20件
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赤城の大沼明治四十一年十月の末、われ三度目にて妙義山に遊び、去つて榛名山の麓を過ぎて、赤城山に上りぬ。
夜光命、十口坊、打揃ひて裸男を訪ひ、『鹽原温泉に遊ばずや』といふ。
江山の姿、とこしなへに變ることなくして、人生の遭逢、竟に期すべからず。
追羽子をつくばの山に上らむと思ひたちしは、明治二十四年の夏、富士山にのぼりし時の事なるが、荏苒たる歳月、つくばねの名に負ひて、ひい、ふう、みい、よ、いつ、六歳を數へ來て、都は春の風吹き、山色翠を添ふる今日この頃、少閑を得て、遂に程に上る。
南湖公園甲子温泉に滯在する中、一日白河へとて、田中桃葉と共に山を下りけるに、白河の青年藤田虎太、長谷部英一、同英吉の三氏後より追付き來りて、共にす。
自稱判者足柄山へとて、天野長川をつれて、新橋より汽車にのりけるが、何十度となく通過せる路なれば、送る水、迎ふる山、最早めづらしくも無し。
沼村面白かりしは、房州に於ける一夏。
『石田三成』一部、朝吹英二氏よりおくりこさる。
日本橋より四方五六里内外、徒歩して往復の出來る範圍内の地を、こゝに東京の近郊と稱す。
関城の趾東京の人士、若し土曜日より泊りがけにて山に上らむとならば、余は先づ筑波登山を提出せむとする也。
利根川千住の名物、鮒の雀燒をさかなに、車中に微醉を買ふ。
鹿野山二十咏大正二年の夏、上總の鹿野山に遊びて、鹿野山二十詠を作る。
甲子温泉『白川へ至りて甲子の山見ざらむは、甲子の門過ぎて入らざるが如し。
桃花の散らぬ程にと、越ヶ谷さして、兩國橋より、東武線の鐵道に乘る。
烟分二遠樹一幾層横。
山間のがたくり馬車秋の雨しめやかに降る日、夜光命飄然來りて裸男を訪ひ、『久しく旅行せざりき。
上野公園の新緑に送られて、來て鹽釜神社に詣づれば、祠側の鹽釜櫻、笑つて我を迎ふ。
大いに醉ひて、洋服着たるまゝにて、寢につきたるは夜の一時半、五時の出發には間もなけれど、少しでも睡らむと思へるなり。
西の琴平、東の成田不動、汽車をひかへて、參詣者年に數十百萬の多きに及ぶ、迷信の絶えぬ世なる哉。
層雲峡の偉観富士山に登って、山岳の高さを語れ。
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