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60分以内で読める国枝史郎の中編作品

青空文庫で公開されている国枝史郎の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編16作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(12,001〜24,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜16件 / 全16件
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ぴかり!剣光!ワッという悲鳴!少し[#「少し」は底本では「少し」]間を置いてパチンと鍔音。
中央線木曾福島!ただ斯(こ)う口の中で云っただけでも私の心は踊り立つ。
年増女の美しさは、八月の肌を持っているからだ。
「大分世の中が静かになったな」こう秀吉が徳善院へ云った。
時は春、梅の盛り、所は信州諏訪湖畔。
「御用!御用!神妙にしろ!」捕り方衆の叫び声があっちからもこっちからも聞こえて来る。
風見章さんのこと前司法大臣風見章閣下、と、こう書くと、ずいぶん凄いことになって、僕など手がとどかないことになる。
乞食の権七が物語った。
仇な女と少年武士「可愛い坊ちゃんね」「何を申す無礼な」「綺麗な前髪ですこと」「うるさい」「お幾歳?」「幾歳でもよい」「十四、それとも十五かしら」「うるさいと申すに」「お寺小姓?それとも歌舞伎の若衆?」「斬るぞ!」「ホ、ホ、ホ、斬るぞ、うるさい、無礼、なんて、大変威張るのね、いっそ可愛いいわ。
妖僧の一泊「……ええと、然らば、匁という字じゃ、この文字の意義ご存知かな?」本条純八はやや得意気に、旧い朋友の筒井松太郎へ、斯う改めて訊いて見た。
天保元年正月五日、場所は浅草、日は午後、人の出盛る時刻であった。
滝と池「綺麗な水ですねえ」と、つい数日前に、この植甚の家へ住込みになった、わたりの留吉は、池の水を見ながら、親方の植甚へ云った。
江川太郎左衛門、名は英竜、号は坦庵、字は九淵世々韮山の代官であって、高島秋帆の門に入り火術の蘊奥を極わめた英傑、和漢洋の学に秀で、多くの門弟を取り立てたが、中に二人の弟子が有って出藍の誉を謳われた。
痛む耳「耳が痛んでなりませぬ」と女は云って、掌で左の耳を抑えた。
何とも云えぬ物凄い睨視!海賊赤格子九郎右衛門が召捕り処刑になったのは寛延二年三月のことで、所は大阪千日前、弟七郎兵衛、遊女かしく、三人同時に斬られたのである。
安政五年九月十日の、午の刻のことでございますが、老女村岡様にご案内され、新関白近衛様の裏門から、ご上人様がご発足なされました際にも、私はお附き添いしておりました。
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