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児童書版

翻訳の苦心

幸徳秋水
『翻訳の苦心』は青空文庫で公開されている幸徳秋水の短編作品。5,228文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内   5,228 文字
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書き出し
翻訳で文名を売る位ひズルいことはない、他人の思想で、他人の文章で、左から横に書たものを、右から堅に器械的に引直すだけの労だらう、電話機や、写字生と大して相違する所はない、と語る人がある、少しも翻訳をしたことのない人、殊に外国文を読まぬ人にコンな考へを持つ者が多い。
初出
底本
「日本の名随筆 別巻45 翻訳」作品社, 1994(平成6)年11月25日
表記
新字旧仮名
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