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小島烏水
短編(5分以内)
山を讃する文
山を讃する文
小島烏水
『山を讃する文』は青空文庫で公開されている小島烏水の短編作品。1,329文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
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書き出し
近来邦人が、いたづらなる夏期講習会、もしくは無意義なるいはゆる「湯治」「海水浴」以外に、種々なる登山の集会を計画し、これに附和するもの漸く多きを致す傾向あるは頗(すこぶ)る吾人の意を獲たり、しかも邦人のやや山岳を識るといふ人も、富士、立山、白山、御嶽など、三、四登りやすきを上下したるに過ぎず、その他に至りては、これを睹(み)ること、宛ら外国の山岳の如くなるは、遺憾にあらずや。
初出
底本
「山岳紀行文集 日本アルプス」岩波文庫、岩波書店, 1992(平成4)年7月16日
表記
新字旧仮名
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