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幕末維新懐古談 67 帝室技芸員の事

高村光雲
『幕末維新懐古談』は青空文庫で公開されている高村光雲の短編作品。3,853文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数
10分以内   3,853 文字
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書き出し
美術学校の教授を拝命したのが三月十二日、奈良京都への出張が同月十九日、拝命早々七日ばかりで旅に出まして、旅から帰ると学校の人となり、私の今日までの私生涯がここで一転化することになったのでありますが、それはそれとして、今日はその翌年の明治二十三年の十月十一日に帝室技芸員を拝命した話をしまして、それから楠公の像を製作した話へ移りましょう。
初出
底本
「幕末維新懐古談」岩波文庫、岩波書店, 1995(平成7)年1月17日
表記
新字新仮名
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