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野口雨情の全作品

青空文庫で公開されている野口雨情の全作品25篇を、おすすめ人気順で表示しています。

1〜25件 / 全25件
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童謡は童心性を基調として、真、善、美の上に立つてゐる芸術であります。
ある日、つね子さんが、いつものやうにお庭へ出て、兎来い兎来い赤い草履買つてやろ兎来い兎来い赤い簪(かんざし)買つてやろ兎来い兎来いぴよんこぴよんこはねて来いと、『兎来いの唄』をうたつて遊んでをりますと、『今日は、今日は』と云つて一疋の子兎が来ました。
蜀黍畑お背戸の親なしはね釣瓶海山千里に風が吹く蜀黍(もろこし)畑も日が暮れた鶏さがしに往かないか。
著者よりうるほひのない生活は死灰である。
[#ページの左右中央]序詩空の上に、雲雀は唄を唄つてゐる渦を巻いてゐる太陽の光波にまかれて唄つてゐる――[#改ページ]時雨唄雨降りお月さん暈(かさ)下され傘さしたい死んだ母さん、後母さん時雨の降るのに下駄下され跣足で米磨ぐ死んだ母さん、後母さん柄杓にざぶざぶ水下され釣瓶が[#「釣瓶が」は底本では「鈞瓶が」...
[#ページの左右中央]民謡は民族が有する唯一の郷土詩である。
ある日、みつ子さんがお座敷のお縁側で、お友達の千代子さんと遊んでゐますと、涙ぐんだ小さな声で唄が聞えて来ました。
このお譚(はなし)は、わたしが少年の頃に、安寧寺と云ふお寺の和尚さんから聞いたお譚です。
ある村に、お杉とお紺と云ふ仲の悪い二人の姉妹がありました。
子供に化けて、大人をだます悪い狐がをりました。
何時、誰が創つたのか、村にはずつと古くから次々に伝へられてゐる歌詞がありました。
金雀枝金雀枝の花咲く頃はほととぎすが啼くほととぎすが啼く故郷の森の中にももう金雀枝の花咲く頃かほととぎすが啼くほととぎすが啼く青い芒青いすすきに螢の虫は夜の細道夜の細道通て来る細いすすきの姿が可愛ネ細い姿にこがれた螢ネ夏の短い夜は明け易や夜明け頃まで夜明け頃まで通て来る夜明け頃なら...
石川啄木の代表作は和歌にある。
[#ページの左右中央]花も実もなき枯草の一篇わが親愛なる諸兄に捧ぐ[#改ページ]毒も罪も草に咲くさへ毒の花罪の花みな紅からむ羽うるはしき例の童が罪の矢ならば美しかろ唇にふれなば倒るべき毒の花なら甘からむ村の平和雲の香沈む有明の月の森よりそと出でて麦の緑の岡に立ち見るよ平和の村の朝...
小川芋銭先生は、もとは牛里と云ふ雅号で、子規居士時代から俳句を詠んで居られた。
前橋の鈴蘭燈籠停車場前から市街の外側をめぐる、新にひらかれた八間道路は前橋市の一偉観である。
石川啄木が歿(なくな)つてからいまだ二十年かそこらにしかならないのに、石川の伝記が往々誤り伝へられてゐるのは石川のためにも喜ばしいことではない、況んや石川が存生中の知人は今なほ沢山あるにも拘はらず、その伝記がたまたま誤り伝へられてゐるのを考へると、百年とか二百年とかさきの人々の伝記なぞは随分信をおけない杜撰なものであるとも思へば思はれます。
ある山国に、美しい湖がありました。
田舎乙女おまへは田舎の乙女さまお馬で朝草刈りにゆく山ほととぎすが山で啼きやお馬もお耳をたてて聞く山ほととぎすは渡り鳥あの山渡つてどこへゆく土蜂草を刈ろとて鎌研ぎしてりや蜂がとんで来た土蜂が蜂を見てたりや鎌で指切つた指を見せたりや蜂ア逃げた窓山を眺めた...
別後別後逢ひはしませぬ見もしませぬにわしのこの村を馬に乗つて通つた馬も嘶(いなな)くわたしも泣いた逢はれないのに逢ふ気で来てる。
[#ページの左右中央]なつかしいのは、故郷の土である。
[#ページの左右中央]おさんだいしよさまは、常陸地方の方言、三台星のことなり。
七ツニナレバオシヨウガツキタヨコンドハイクツコンドハ六ツキヨネンハ五ツ七ツニナレバガツカウヘイクヨランドセルシヨツテゴホンヲイレテアミアゲハイテボウシヲカブリオテテヲフツテヒトリデイクヨ神詣年の初めの神まゐりお手々合はせてお社にみ国の栄え心から神にお願ひ...
著者より童謡は、童心から生れる言葉の音楽であります。
大正八年田甫の上雁(がん)が来た、雁が来た、田甫の上に雁が来た澄み渡つた夕暮れの空に、鳴き鳴き、雁が来た親の雁は下を見い見い飛んでゆく子の雁も下を見い見い飛んでゆく親の雁は先へ先へと飛んでゆく子の雁も皆な続いて飛んで行く親の雁が首を伸して鳴き出すと子の雁も首を伸して鳴いてゐる雁は鳴き鳴き、夕暮れの空を渡つて、飛ん...
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