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TOP 林不忘 短編(30分以内) 早耳三次捕物聞書

早耳三次捕物聞書 01 霙橋辻斬夜話

林不忘
『早耳三次捕物聞書』は青空文庫で公開されている林不忘の短編作品。11,675文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内   11,675 文字
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書き出し
友人の書家の家で、私は経師屋の恒さんと相識になったが、恒さんの祖父なる人がまだ生きていて、湘南のある町の寺に間借りの楽隠居をしていると知ったので、だんだん聞いてみると、このお爺さんこそ安政の末から万延、文久、元治、慶応へかけて江戸花川戸で早耳の三次と謳われた捕物の名人であることがわかった。
初出
底本
「一人三人全集Ⅰ時代捕物釘抜藤吉捕物覚書」河出書房新社, 1970(昭和45)年1月15日
表記
新字新仮名
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