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児童書版

足の裏

蘭郁二郎
『足の裏』は青空文庫で公開されている蘭郁二郎の短編作品。5,968文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内   5,968 文字
人気
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書き出し
さて、私がいまお話ししようというお話の主人公は、景岡秀三郎――という景岡浴場の主人なのですが、その人の色々変ったお話と、それに関連して探偵小説的な一つのトリックといったようなものを御紹介しようと思うのです。
初出
1935年   (「探偵文学」探偵文学社、1935(昭和10)年3月号)
底本
「怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像」ちくま文庫、筑摩書房, 2003(平成15)年6月10日
表記
新字新仮名
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。

蘭郁二郎 の人気作品

脳波操縦士
蘭郁二郎
森源の温室奥伊豆――と呼ばれているこのあたりは、東京からいって、地理的にはほんの僅かな距離にあるのに、まるで別天地といってもよいほど、南国のような、澄み切った紺碧の空と、そして暖かい光線に充ち満ちていた。
60分以内
夢鬼
蘭郁二郎
辺鄙な、村はずれの丘には、いつの間にか、華やかな幕を沢山吊るした急拵(ごしら)えの小屋掛が出来て、極東曲馬団の名がかけられ、狂燥なジンタと、ヒョロヒョロと空気を伝わるフリュートの音に、村人は、老も若きも、しばし、強烈な色彩と音楽とスリルを享楽し、又、いつの間にか曲馬団が他へ流れて行っても、しばらくは、フト白い流れ雲の中に、少年や少女の縊(くび)れた肢体を思い出すのである。
1時間〜
歪んだ夢
蘭郁二郎
私は、学生時代からの不眠が祟って、つい苦しまぎれに飲みはじめた催眠薬が、いつか習慣的になってしまったものか、どうしてもそれなしには、一日も過すことが出来なくなってしまったのです。
30分以内
魔像
蘭郁二郎
寺田洵吉は今日も、朝から方々職を探してみたが、何処にもないとわかると、もう毎度のことだったが、やっぱり、又新たな失望を味って、当もなく歩いている中、知らず知らずに浅草公園に出ているのであった。
30分以内