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児童書版

福岡の女

伊藤野枝
『福岡の女』は青空文庫で公開されている伊藤野枝の短編作品。576文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内   576 文字
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書き出し
■福岡県の女は佐賀県や、熊本県の同性のやうに、海外に密航して浅ましい生活するのは少いやうですが、小学校や、女学校を出た後、米国などへ行つて人の妻となり、健全な家庭を作つてゐるのは、少くはないやうです、殊に私の生れた糸島郡などは、此の米国行きの婦人は大変なものです。
初出
1916年   (「廿世紀 第三巻第二号」1916(大正5)年4月号)
底本
「定本 伊藤野枝全集 第二巻 評論・随筆・書簡1――『青鞜』の時代」學藝書林, 2000(平成12)年5月31日
表記
新字旧仮名
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