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TOP 南部修太郎中編（60分以内）修道院の秋

修道院の秋

南部修太郎

『修道院の秋』は青空文庫で公開されている南部修太郎の中編作品。13,057文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。

文字数

60分以内 13,057 文字

人気

-- PV

書き出し

「好いかよう……」と、若い水夫の一人が、間延びのした太い聲で叫びながら船尾の纜（ともづな）を放すと、鈍い汽笛がまどろむやうに海面を掠めて、船は靜かに函館の舊棧橋を離れた。

初出

1916年 (「三田文學」1916（大正5）年11月号)

底本

「新進作家叢書22　修道院の秋」新潮社, 1918（大正7）年9月6日

表記

旧字旧仮名

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