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TOP 泉鏡花 短編(30分以内)

30分以内で読める泉鏡花の短編作品(2ページ目)

青空文庫で公開されている泉鏡花の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編56作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(4,001〜12,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
51〜56件 / 全56件
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紅葉先生在世のころ、名古屋に金色夜叉夫人といふ、若い奇麗な夫人があつた。
「いまの、あの婦人が抱いて居た嬰兒(あかんぼ)ですが、鯉(こひ)か、鼈(すつぽん)ででも有りさうでならないんですがね。
送り猫話は別にある……色仕掛で、あはれな娘の身の皮を剥(は)いだ元二と云(い)ふ奴、其(そ)の袷(あはせ)に一枚づゝ帶(おび)を添へて質入れにして、手に握つた金子一歩としてある。
「鸚鵡(おうむ)さん、しばらくね……」と真紅へ、ほんのりと霞(かすみ)をかけて、新しい火の※(もが)(ぱっ)[#「火+發」、123-4]と移る、棟瓦が夕舂日を噛(か)んだ状なる瓦斯暖炉の前へ、長椅子を斜に、ト裳(もすそ)を床。
あら玉の春着きつれて醉(ゑ)ひつれて少年行と前がきがあつたと思ふ……こゝに拜借をしたのは、紅葉先生の俳句である。
二日の眞夜中――せめて、たゞ夜の明くるばかりをと、一時千秋の思で待つ――三日の午前三時、半ばならんとする時であつた。
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