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10分以内で読める泉鏡花の短編作品

青空文庫で公開されている泉鏡花の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編29作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(2,001〜4,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜29件 / 全29件
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媒妁人先づいふめでたしと、舅姑(きうこ)またいふめでたしと、親類等皆いふめでたしと、知己朋友皆いふめでたしと、渠等は欣々然として新夫婦の婚姻を祝す、婚礼果してめでたきか。
千駄木の森の夏ぞ晝(ひる)も暗き。
人から受けた印象と云うことに就いて先ず思い出すのは、幼い時分の軟らかな目に刻み付けられた様々な人々である。
會(くわい)の名は――會費が九圓九十九錢なるに起因する。
「あなた、冷えやしませんか。
昨夜は夜ふかしをした。
それ熱ければ梅、ぬるければ竹、客を松の湯の揚場に、奧方はお定りの廂髮(ひさしがみ)。
上いたづら為たるものは金坊である。
御馳走には季春がまだ早いが、たゞ見るだけなら何時でも構はない。
拝啓、愚弟におんことづけの儀承り候。
雨の日のつれ/″\に、佛(ほとけ)、教へてのたまはく、昔某の國(くに)に一婦ありて女を生めり。
橘南谿が東遊記に、陸前国苅田郡高福寺なる甲胄堂の婦人像を記せるあり。
晩唐一代の名家、韓昌黎に、一人の猶子韓湘あり。
――これは、そゞろな秋のおもひでである。
牛屋の手間取、牛切りの若いもの、一婦を娶(めと)る、と云(い)ふのがはじまり。
いまも中六番町の魚屋へ行つて歸(かへ)つた、家内の話だが、其家の女房が負ぶをして居る、誕生を濟(す)ましたばかりの嬰兒(あかんぼ)に「みいちやん、お祭は、――お祭は。
矢來町「お美津、おい、一寸、あれ見い。
五月卯(う)の花くだし新に霽(は)れて、池の面の小濁り、尚ほ遲櫻(おそざくら)の影を宿し、椿(つばき)の紅を流す。
お孝が買物に出掛ける道だ。
色青く光ある蛇、おびたゞしく棲めればとて、里人は近よらず。
あちこちに、然るべき門は見えるが、それも場末で、古土塀、やぶれ垣の、入曲つて長く続く屋敷町を、雨もよひの陰気な暮方、その県の令に事ふる相応の支那の官人が一人、従者を従へて通り懸つた。
二丁目の我が借家の地主、江戸児にて露地を鎖さず、裏町の木戸には無用の者入るべからずと式の如く記したれど、表門には扉さへなく、夜が更けても通行勝手なり。
これは、大工、大勝のおかみさんから聞いた話である。
「旦那樣、畫師ぢやげにござりまして、ちよつくら、はあ、お目に懸りたいと申しますでござります。
怪談の種類も色々あって、理由のある怪談と、理由のない怪談とに別けてみよう、理由のあるというのは、例えば、因縁談、怨霊などという方で。
一月山嶺の雪なほ深けれども、其(そ)の白妙に紅の日や、美しきかな玉の春。
春の山――と、優に大きく、申出でるほどの事ではない。
西は神通川の堤防を以て劃(かぎり)とし、東は町盡の樹林境を爲(な)し、南は海に到りて盡(つ)き、北は立山の麓に終る。
「あなた、冷えやしませんか。
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