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萩原朔太郎の全作品(4ページ目)

青空文庫で公開されている萩原朔太郎の全作品178篇を、おすすめ人気順で表示しています。

151〜178件 / 全178件
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北原氏は、私の知つてゐる範圍で、最もよい感じをもつた人です。
書物に於ける装幀の趣味は、絵画に於ける額縁や表装と同じく、一つの明白な芸術の「続き」ではないか。
西洋の風習では、その妻が良人と共に社交に出で、多くの異性と舞踏をし、宴会の席上で酒をすすめ、ピアノを弾き、唄をうたひ、文学を論じ、時に艶めかしき媚態を示して、人々の注意と愛情を惹かうと努める。
日本の文學に對して、僕は常に或る滿たされない不滿を持つて居た。
冬といふ季節は、蕭条とした自然の中にをののいてゐる、人間の果敢ない孤独さを思はせる。
僕、先月末出京しました。
四季を通じて、私は秋という季節が一番好きである。
日本の詩壇は、過去に於て凡そ三期の峠を越して來てゐる。
ひとり私のかんがへてゐることは、もえあがるやうな大東京の夜景です、かかるすばらしい都會に住んでゐる人たちは、さかんなもりあがる群集をして、いつも磨かれたる大街道で押しあひ、入りこみたる建築と建築との家竝のあひだにすべりこむ、そこにはさびしい裏町の通りがあり、ゆがんだ酒場の軒がごたごたと混みあつてゐる、だぶだぶとながれる不潔な掘割、煤煙ですすぼけたその附近の悲しい空氣、そしてせまくるしい往來では、いつも醉...
皐月あやめさくころ。
日本語の健全な發育と、その國語の純粹性を害毒するものは、實に生硬な漢語と漢字、特に明治以來濫造される飜譯漢語と漢字である。
常識家の非常識萩原朔太郎僕等の如き所謂詩人が、一般に欠乏してゐるものは「常識」である。
青年の時は、だれでもつまらないことに熱情をもつものだ。
『エ、おい、べら棒な。
東京に移つてから間もなくの頃である。
昔は多くの詩人たちが、月を題材にして詩を作つた。
現代の日本に於ける、唯一の民衆芸術は何かと聞かれたら、僕は即座に町の小唄と答へるだらう。
病床生活からの一発見萩原朔太郎病気といふものは、私にとつて休息のやうに思はれる。
名は性を現はすといふのは、どういふ所に根拠してゐるのか知らないが、剛蔵必しも剛直人でなく、貞子必しも貞女でないことは、多数の実例によつて明々白々のことである。
夢と人生夢が虚妄に思はれるのは、個々の事件が斷片であり、記憶の連續がないからである。
近頃の子供たちの悦ぶ童話は、昔とすつかりちがつたといふ説がある。
私の郷里は前橋であるから、自然子供の時から、伊香保へは度々行つて居る。
鎌倉へうつつてからは、毎日浪の音をきくばかりでさむしい。
老いて生きるということは醜いことだ。
ニイチェの世界の中には、近代インテリのあらゆる苦悩が包括されてゐる。
ウォーソン夫人は頭脳もよく、相当に教育もある婦人であった。
宮森麻太郎氏の英訳した俳句は、外国で非常に好評ださうであるが、その訳詩を通じて、外国人が果して何を感銘したものか疑問である。
[#ページの左右中央]宇宙は意志の現れであり、意志の本質は惱みであるシヨウペンハウエル[#改ページ]自「青猫」の初版が出たのは、一九二三年の春であり、今から約十年ほど昔になる。
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