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児童書版

秋日行語 〔ちまた、ちまたを歩むとも〕

萩原朔太郎
『秋日行語』は青空文庫で公開されている萩原朔太郎の短編作品。158文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内   158 文字
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書き出し
ちまた、ちまたを歩むともちまた、ちまたに散らばへる秋の光をいかにせむたそがれどきのさしぐめる我が愁をばいかにせむ捨身に思ふ我が身こそびいどろ造りと成りてましうすき女の移り香も今朝の野分に吹き散りて水は涼しく流れたり薄荷に似たるうす涙。
初出
底本
「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房, 1977(昭和52)年5月30日
表記
旧字旧仮名
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