ブンゴウサーチ
児童書版

決闘場

岡本かの子
『決闘場』は青空文庫で公開されている岡本かの子の中編作品。12,564文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数
60分以内   12,564 文字
人気
  -- PV
書き出し
ロンドンの北隅ケンウッドの森には墨色で十数丈のシナの樹や、銀色の楡(にれ)の大樹が逞(たく)ましい幹から複雑な枝葉を大空に向けて爆裂させ、押し拡げして、澄み渡った中天の空気へ鮮やかな濃緑色を浮游させて居る。
初出
1936年   (「ペン」1936(昭和11)年11月号)
底本
「岡本かの子全集2」ちくま文庫、筑摩書房, 1994(平成6)年2月24日
表記
新字新仮名
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。