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児童書版

黄金の腕環 流星奇談

押川春浪
『黄金の腕環』は青空文庫で公開されている押川春浪の短編作品。4,852文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内   4,852 文字
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書き出し
伯爵の別荘流星の飛ぶのを見るのは、余り気味の好いものでは無い、シーンとした真夜中頃、青い光がスーと天空から落ちて来る有様は、恰(あたか)も人魂でも飛んで来たよう、それが眼に入った瞬間は、誰でもハッと思い、流星の落ちたと覚しき淋(さび)しき場所へは、余程の勇士でも、何うも恐ろしくて行き兼ねると云(い)う事だ。
初出
1907年   (「少年世界」1907(明治40)年1月)
底本
「少年小説大系 第2巻 押川春浪集」三一書房, 1987(昭和62)年10月31日
表記
新字新仮名
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