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岡本綺堂の全作品(3ページ目)

青空文庫で公開されている岡本綺堂の全作品230篇を、おすすめ人気順で表示しています。

101〜150件 / 全230件
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むかしから鰻(うなぎ)の怪を説いたものは多い。
日清戦争の終った年というと、かなり遠い昔になる。
ある冬の日、わたしが老人を赤坂の家にたずねると、老人は日あたりのいい庭にむかって新聞をよんでいた。
昭和十二年八月三十一日、火曜日。
嘉永五年八月のなかばである。
ことしの梅雨も明けて、温泉場繁昌の時節が来た。
上「去年は牛のお話をうかがいましたが、ことしの暮は虎のお話をうかがいに出ました。
ペテロは三たびキリストを知らずといえり。
久保田米斎君の事に就て何か話せということですが、本職の画の方の事は私にはわかりませんから、主として芝居の方の事だけ御話するようになりましょう。
「かぞえると三十年以上の昔になる。
「番町の番町知らず」という諺(ことわざ)さえある位であるから、番町の地理を説明するのはむずかしい。
「あのときは実に驚きました。
例の青蛙堂主人から再度の案内状が来た。
「その頃の箱根はまるで違いますよ」半七老人は天保版の道中懐宝図鑑という小形の本をあけて見せた。
春の雪ふる宵に、わたしが小石川の青蛙堂に誘い出されて、もろもろの怪談を聞かされたことは、さきに発表した「青蛙堂鬼談」にくわしく書いた。
改めて云うまでもないが、ここに紹介している幾種の探偵ものがたりに、何等かの特色があるとすれば、それは普通の探偵的興味以外に、これらの物語の背景をなしている江戸のおもかげの幾分をうかがい得られるという点にあらねばならない。
文政四年の江戸には雨が少なかった。
「きのうは家のまえで大騒ぎがありましたよ」と、半七老人は云った。
Y君は語る。
わたしはこれから邦原君の話を紹介したい。
わたしはさきに「山椒の魚」という短い探偵物語を紹介した。
これも例の半七老人の話である。
登場人物近松半二竹本染太夫鶴澤吉治竹本座の手代庄吉祇園町の娘お作女中おきよ醫者供の男天明三年、二月下旬の午後。
慶応二年の夏は不順の陽気で、綿ぬきという四月にも綿衣をかさねてふるえている始末であったが、六月になってもとかく冷え勝ちで、五月雨の降り残りが此の月にまでこぼれ出して、煙のような細雨が毎日しとしとと降りつづいた。
六月末の新聞にこんな記事が発見された。
寛延二己巳年の二月から三月にかけて、大坂は千日前に二つの首が獄門に梟(か)けられた。
芝、田町の鋳掛屋庄五郎が川崎の厄除大師へ参詣すると云って家を出たのは、元治元年三月二十一日の暁方であった。
人びとの話が代るがわるにここまで進んで来た時に、玄関の書生が「速達でございます。
本日ゆず湯というビラを見ながら、わたしは急に春に近づいたような気分になって、いつもの湯屋の格子をくぐると、出あいがしらに建具屋のおじいさんが濡れ手拭で額をふきながら出て来た。
八月はじめの朝、わたしが赤坂へたずねてゆくと、半七老人は縁側に薄縁をしいて、新聞を読んでいた。
K君はこの座中で第一の年長者であるだけに、江戸時代の怪異談をたくさんに知っていて、それからそれへと立て続けに五、六題の講話があった。
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