ブンゴウサーチ
児童書版
TOP 岡本綺堂 短編(30分以内)

30分以内で読める岡本綺堂の短編作品

青空文庫で公開されている岡本綺堂の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編60作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(4,001〜12,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜50件 / 全60件
Tweet
作品名
著者
読了時間
人気
天保五、午年の四月十二日に播州無宿の吉五郎が江戸の町方の手に捕われて、伝馬町の牢屋へ送られた。
場所の名は今あらはに云ひにくいが、これは某カフヱーの主人の話である。
お福さんという老女は語る。
天保四年は癸(みずのと)巳年で、その夏四月の出来事である。
千八百八十四年、英国倫敦発刊の某雑誌に「最も奇なる、実に驚くべき怪談」と題して、頗(すこぶ)る小説的の一種の妖怪談を掲載し、この世界の上には人間の想像すべからざる秘密又は不思議が存在しているに相違ない、これが即ち其(そ)の最も信ずべき有力の証拠であると称して、その妖怪を実地に見届けた本人(画工エリック)の談話を其(そ)のまま筆記してある。
自来也も芝居や草双紙でおなじみの深いものである。
登場人物漆間の翁嫗(うば)娘里の青年(坂東三吉)蟹蛇蛙里のわらべなど[#改ページ]時代は昔、時候は夏、場所は山城国。
震災以来、諸方を流転して、おちつかない日を送ること一年九ヵ月で、月並の文句ではあるが光陰流水の感に堪えない。
十年ぶりで三島駅から大仁行の汽車に乗換えたのは、午後四時をすこし過ぎた頃であった。
今日もまた無数の小猫の毛を吹いたような細かい雨が、磯部の若葉を音もなしに湿らしている。
『戯場訓蒙図彙』や『東都歳事記』や、さてはもろもろの浮世絵にみる江戸の歌舞伎の世界は、たといそれがいかばかり懐かしいものであっても、所詮は遠い昔の夢の夢であって、それに引かれ寄ろうとするにはあまりに縁が遠い。
上「来年は丑(うし)だそうですが、何か牛に因んだようなお話はありませんか。
明治時代の湯屋について少しく調べたいことがあったので旧い雑記帳を引っくり返したり、旧い記憶を呼び起したりした。
なんだか頭がまだほんとうに落ちつかないので、まとまったことは書けそうもない。
九月の末におくれ馳(ば)せの暑中休暇を得て、伊豆の修善寺温泉に浴し、養気館の新井方にとどまる。
池袋の女江戸の代表的怪談といえば、まず第一に池袋の女というものを挙げなければなりません。
赤蜻蛉私は麹町元園町一丁目に約三十年も住んでいる。
六月七日、午前六時頃にベッドを這い降りて寒暖計をみると八十度。
柳のかげ海に山に、凉風に浴した思い出も色々あるが、最も忘れ得ないのは少年時代の思い出である。
「海老の天ぷら、菜のひたしもの、蠣(かき)鍋、奴豆腐、えびと鞘豌豆の茶碗もり――こういう料理をテーブルの上にならべられた時には、僕もまったく故郷へ帰ったような心持がしましたよ。
「こんなことを申上げますと、なんだか嘘らしいやうに思召すかも知れませんが、これはほんたうの事で、わたくしが現在出会つたのでございますから、どうか其(その)思召でお聴きください。
草花と果物盂蘭盆の迎い火を焚くという七月十三日のゆう方に、わたしは突然に強い差込みに襲われて仆(たお)れた。
「こんなことを申しますと、なんだか嘘らしいように思召すかも知れませんが、これはほんとうの事で、わたくしが現在出会ったのでございますから、どうかその思召しでお聞きください。
今度はわたしの番になった。
大田蜀山人の「一話一言」を読んだ人は、そのうちにこういう話のあることを記憶しているであろう。
むかしから鰻(うなぎ)の怪を説いたものは多い。
日清戦争の終った年というと、かなり遠い昔になる。
ある冬の日、わたしが老人を赤坂の家にたずねると、老人は日あたりのいい庭にむかって新聞をよんでいた。
昭和十二年八月三十一日、火曜日。
嘉永五年八月のなかばである。
ことしの梅雨も明けて、温泉場繁昌の時節が来た。
上「去年は牛のお話をうかがいましたが、ことしの暮は虎のお話をうかがいに出ました。
ペテロは三たびキリストを知らずといえり。
久保田米斎君の事に就て何か話せということですが、本職の画の方の事は私にはわかりませんから、主として芝居の方の事だけ御話するようになりましょう。
「かぞえると三十年以上の昔になる。
「番町の番町知らず」という諺(ことわざ)さえある位であるから、番町の地理を説明するのはむずかしい。
「あのときは実に驚きました。
マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は 青空文庫公式サイトの取り扱い基準 をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。