ブンゴウサーチ
児童書版

初秋海浜記

豊島与志雄
『初秋海浜記』は青空文庫で公開されている豊島与志雄の短編作品。3,880文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数
10分以内   3,880 文字
人気
  -- PV
書き出し
仕事をするつもりで九十九里の海岸に来て、沼や川や磯を毎日飛び廻ってるうちに、頭が潮風にふやけてしまって、仕事はなかなかはかどらず、さりとて東京へ帰る気もしないで、一日一日をぼんやり過してるうちに、もういつしか初秋になっていた。
初出
底本
「豊島与志雄著作集 第六巻(随筆・評論・他)」未来社, 1967(昭和42)年11月10日
表記
新字新仮名
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。