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児童書版

西洋の丁稚

三遊亭円朝
『西洋の丁稚』は青空文庫で公開されている三遊亭円朝の短編作品。1,455文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内   1,455 文字
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書き出し
エー若春の事で、却つて可笑みの落話の方が宜いと心得まして一席伺ひますが、私は誠に開化の事に疎く、旧弊の事ばかり演つて居りますと、或(あ)る学校の教員さんがお出でで、お前はどうも不開化の事ばかり云(い)つて居るが、どうか然うなく開化の話をしたら宜からう、西洋の話をした事があるかと仰しやいました、左様でございます、マア続いた事は西洋のお話もいたしましたが、まだ落話はいたしませんと申したら、落話で極面白い事があるから一席教へて上げようといふので、教はり立のお話しでございます、拙い処は幾重にもお...
初出
底本
「明治の文学 第3巻 三遊亭円朝」筑摩書房, 2001(平成13)年8月25日
表記
新字旧仮名
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