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10分以内で読める青空文庫の短編作品(49ページ目)

青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編2,631作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(2,001〜4,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
2401〜2450件 / 全2,631件
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「物言ふ術」とは、仏蘭西語の ART DE DIRE を訳したつもりである。
むっくり、むっくり、誰もとおらない田舍みちを、龜さんが荷物を首にくくりつけて旅をしていました。
ある所に、五右衛門というなまけ者がいました。
姓名の由來と順位わが輩はかつて『國語尊重』と題して、わが國(くに)固有の言語殊に固有名の尊重せらるべきゆゑんをのべた。
私はどうして陶磁器ならびに漆器などをつくるようになったか――みなさま大方はご存じのことと思いますが、私は料理を始めてから、ここにこうして窯を築き、陶磁器ならびに漆器類を、みずからつくっています。
雑誌の創作欄が、昨日までは小説のみで埋められてゐたのに反し、読み物としての戯曲が可なりの頁数を占めるやうになつた今日の時勢を、誰かゞ、名づけて戯曲時代と呼んでも、それは少しも不思議ではない。
余が松島に入りたるは、四月十日の夜なりき。
子供は、自分のお母さんを絶対のものとして、信じています。
年久しくその名を聞き、常に身辺にそれらしいものゝ影を見ながら、未だ嘗てその正体をしかと捉へることの出来ないものに、風邪がある。
私は、今、時計といふものを持つて歩かない。
自分が中学の四年生だった時の話である。
総選挙はひとまず終った。
去年の十月だったか、十一月だったか、それさえどうしても思い出せない程にぼんやりした薄暗がりの記憶の中から、やっと手捜りに拾い出した、きれぎれの印象を書くのであるから、これを事実と云えば、ある意味では、やはり一種の事実であるが、またある意味では、いつか見た事のある悪夢の記録と同じ種類のものであって、決して厳密な意味の事実ではない。
古沼の水もぬるみ、蛙もそろそろ鳴き出す頃となりました。
明の古染付に対する大体の観察は上巻に於てこれを述べた。
猫の踊田中貢太郎老女は淋しい廊下を通って便所へ往った。
なんの随筆の十枚くらい書けないわけは無いのであるが、この作家は、もう、きょうで三日も沈吟をつづけ、書いてはしばらくして破り、また書いては暫くして破り、日本は今、紙類に不足している時ではあるし、こんなに破っては、もったいないと自分でも、はらはらしながらそれでも、つい破ってしまう。
前代文明の残溜地東海道の奥から、信州伊那谷へ通じてゐる道が、大体三通りあります。
鏡父かたの祖母は晩年の僅かをのぞいて、生涯の大半は田舎住居で過ごしたひとであった。
山口県の「光」に鉄道の講演会に行った帰途であった。
「あなた、冷えやしませんか。
この第八巻には、主としてソヴェト生活の見聞記があつめられている。
私のところに只今孫が二人居る。
斉藤平太は、その春、楢岡の町に出て、中学校と農学校、工学校の入学試験を受けました。
見るということは、光の物理作用と、眼の知覚作用の総合作用だと誰でも考えているし、またそれにちがいはない。
ようべは初めて、澄んだ空を見た。
東京の家は爆弾でこわされ、甲府市の妻の実家に移転したが、この家が、こんどは焼夷弾でまるやけになったので、私と妻と五歳の女児と二歳の男児と四人が、津軽の私の生れた家に行かざるを得なくなった。
いかに、奏聞まをすべき事の候。
○処女時代の私は、兄と非常に密接して居ました。
梅雨のうちに、花という花はたいていちってしまって、雨が上がると、いよいよ輝かしい夏がくるのであります。
中学の三年の時だった。
僕は透谷全集を読んで殆んど隔世の感あり。
古図を閲覧するに当りて何人も抱く可き疑問は、其(その)図が輯製の当時既に知られたる事実を、果して如何程まで広く採録せりや否やといえることなる可し。
戦災の焼跡の一隅に、大きな石が立っていた。
豪放かつ不逞な棋風と、不死身にしてかつあくまで不敵な面だましいを日頃もっていた神田八段であったが、こんどの名人位挑戦試合では、折柄大患後の衰弱はげしく、紙のように蒼白な顔色で、薬瓶を携えて盤にのぞむといった状態では、すでに勝負も決したといってもよく、果して無惨な敗北を喫した。
君は舞踏病という病気を知っていますか。
駆け出した、とても歩いたりしてはをられなかつたから――砂が猛々しく焦けてゐて誰にも到底素足では踏み堪へられなかつた。
七月四日、アメリカ合衆国の独立記念日、それとは何の関係もなしに、左の上の奥歯二枚が俄(にわか)に痛み出した。
本月もまた特に評論して見たいと思うほどの評論が見つからない。
最近「かげろふの日記」「ほととぎす」それから「姨捨」と續けて平安朝の女たちの日記に主題を求めて短篇を書いてばかりゐますせゐか、屡※平安朝文學に就いて何か書けなどと言はれますので、どうも飛んだ事になつたと思つてゐます。
従来普通に特殊部落と云っておった我が同胞中の或る部族のことを、近ごろ内務省あたりでは、細民部落といっている。
○長や玉やの玉のブつかる音。
私の仕事と世の中とのつながり。
上仏印問題、蘭印問題がわが国の関心事となり、近衛内閣はそれについて、満支、南洋をつつむ東亜新秩序を示唆する声明を発した。
いつか暗くなった戸の外に、激しい雨風の音がする、嵐だ。
大東京の魅力に引かれ、すつかり心醉しながら、郷里の風光に思ひのおよぼすときになると、東京をみそくそにけなしつける人がある。
遺言大杉栄四五年前の二月頃だった。
戊辰(ぼしん)正月、鳥羽伏見の戦で、幕軍が敗れたという知らせが、初めて桑名藩に達したのは、今日限りで松飾りが取れようという、七日の午後であった。
去年の大晦日である。
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