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通常版

小川未明の児童文学全作品

青空文庫で公開されている小川未明の児童文学全作品486篇を、おすすめ人気順で表示しています。

1〜50件 / 全486件
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人魚は、南の方の海にばかり棲んでいるのではありません。
大きな国と、それよりはすこし小さな国とが隣り合っていました。
人魚は、南の方の海にばかり棲(す)んでいるのではありません。
町も、野も、いたるところ、緑の葉につつまれているころでありました。
赤ちゃんが、おかあさんのおっぱいをすぱすぱとのんでいました。
太郎は長いあいだ、病気でふしていましたが、ようやく床からはなれて出られるようになりました。
海は昼眠る、夜も眠る、ごうごう、いびきをかいて眠る。
おかあさんが、れいぞうきのふたをおあけなさると、いいにおいがしました。
それは、寒い、寒い冬の夜のことでありました。
川の中に、魚がすんでいました。
ある村に、脊の高い、大きな女がありました。
露子は、貧しい家に生まれました。
町から遠く離れた田舎のことであります。
お正月でも、山の中は、毎日寒い風が吹いて、木の枝を鳴らし、雪がちらちらと降って、それはそれはさびしかったのです。
黒ねこは、家の人たちが、遠方へ引っ越していくときに、捨てていってしまったので、その日から寝るところもなければ、また、朝晩食べ物をもらうこともできませんでした。
やさしい奥さまがありました。
ある日、子供がガラスのびんを手に持って、金魚をほしいといって、泣いていました。
やっと、十ばかりになったかと思われるほどの、男の子が笛を吹いています。
そのおじさんは、いつも考えこんでいるような、やさしい人でした。
独りものの平三は、正直な人間でありましたが、働きがなく、それに、いたって無欲でありましたから、世間の人々からは、あほうものに見られていました。
上甲と乙の二つの国は、隣り合っているところから、よく戦争をいたしました。
ある街に、気むずかしいおじいさんが住んでいました。
父さんは海へ、母さんは山へ、秋日和の麗わしい日に働きに出掛けて、後には今年八歳になる女の子が留守居をしていました。
静かな、春の晩のことでありました。
犬ころしが、はいってくるというので、犬を飼っている家では、かわいい犬を捕られてはたいへんだといって、畜犬票をもらってきてつけてやりました。
まだ、ひる前で、あまり人通りのない時分でした。
某幼稚園では、こんど陸軍病院へ傷痍軍人たちをおみまいにいくことになりましたので、このあいだから幼い生徒らは、歌のけいこや、バイオリンの練習に余念がなかったのです。
獣の牙をならべるように、遠く国境の方から光った高い山脈が、だんだんと低くなって、しまいに長いすそを海の中へ、没していました。
昔、ある国に有名な陶器師がありました。
英ちゃんは、お姉さんから、お古の財布をもらいました。
沖の方に、光ったものが見えます。
昔は、いまよりももっと、松の緑が青く、砂の色も白く、日本の景色は、美しかったのでありましょう。
さよ子は毎日、晩方になりますと、二階の欄干によりかかって、外の景色をながめることが好きでありました。
松林で、聞きなれた鳥の声がしました。
ある山のふもとに、大きな林がありました。
親たちは、生き物を飼うのは、責任があるから、なるだけ、犬やねこを飼うのは、避けたいと思っていました。
ある国に美しいお姫さまがありました。
お城の奥深くお姫さまは住んでいられました。
あかい雲、あかい雲、西の空の紅い雲。
デパートの内部は、いつも春のようでした。
この少年は、名を知られなかった。
ある日のこと、学校で先生が、生徒たちに向かって、「あなたたちはどんなときに、いちばんお父さんや、お母さんをありがたいと思いましたか、そう感じたときのことをお話しください。
むかし、美しい女が、さらわれて、遠い砂漠のあちらの町へ、つれられていきました。
のぶ子という、かわいらしい少女がありました。
ある、うららかな日のことでありました。
信吉は、学校から帰ると、野菜に水をやったり、虫を駆除したりして、農村の繁忙期には、よく家の手助けをしたのですが、今年は、晩霜のために、山間の地方は、くわの葉がまったく傷められたというので、遠くからこの辺にまで、くわの葉を買い入れにきているのであります。
鳥屋の前に立ったらば赤い鳥がないていた。
いまでは、いい薬がたくさんにありますけれど、まだ世間が開けなかった、昔は、家伝薬などを用いて病気をなおしたものであります。
次郎さんはかばんを下げて、時計を見上げながら、「おお、もうおそくなった。
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