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通常版

溺れかけた兄妹

有島武郎
『溺れかけた兄妹』は青空文庫で公開されている有島武郎の短編作品。6,982文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内   6,982 文字
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書き出し
土用波という高い波が風もないのに海岸に打寄せる頃になると、海水浴に来ている都の人たちも段々別荘をしめて帰ってゆくようになります。
初出
1921年   (「婦人公論」1921(大正10)年7月)
底本
「一房の葡萄 他四篇」岩波文庫、岩波書店, 1988(昭和63)年12月16日改版第1刷
表記
新字新仮名
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