10分以内で読める青空文庫の短編児童文学作品（7ページ目）

わたくしが門を出ると、ちょうど、ピイピイ、笛をならしながら、らお屋が、あちらのかどをまがりました。

風と木広い野原は、雪におおわれていました。

正ちゃんは、三つになったときに、はじめて自分には、お母さんのないことを知りました。

窓帷をあけて、みつ子は窓から庭を見降した。

むかし、京都から諸国修行に出た坊さんが、白河の関を越えて奥州に入りました。

ネコがネズミと知りあいになりました。

よし子さんのお家も、あすは、クリスマスです。

ある所に、五右衛門というなまけ者がいました。

むっくり、むっくり、誰もとおらない田舍みちを、龜さんが荷物を首にくくりつけて旅をしていました。

梅雨のうちに、花という花はたいていちってしまって、雨が上がると、いよいよ輝かしい夏がくるのであります。

むかし、ペルシャに大変えらい学者がいました。

一年一回の学芸会が近づいて来た。

ある日、兄弟は、村のはずれを流れている川にいって、たくさんほたるを捕らえてきました。

正二くんの打ちふる細い竹の棒は、青い初秋の空の下で、しなしなと光って見えました。

ある輝かしい日のことです。

その遊びにどんな名がついているのか知らない。

町の四つ角に立って、一人の男の子がうろうろしていました。

むかし、三人の坊さんが、日本の国中を方々修行して歩いていました。

むかし三保松原に伯良といふ漁夫がゐました。

それはずつと大昔のことでした。

冬の日は、昼過ぎになると、急に光がうすくなるのでした。

美代子さんは綺麗な可愛らしい児でしたが、ひとの口真似をするので皆から嫌われていました。

ゆり子ちゃんは、外へ出たけれど、だれも遊んでいませんでした。

いつの頃でしたか、九州の果の或（ある）海岸に、仙蔵と次郎作といふ二人の漁師がをりました。

「ええ。

常念御坊は、碁がなによりもすきでした。

北方の海は銀色に凍っていました。

むかし、木曾の山里に、一助といふ年とつたきこりがゐました。

いつものようにぼくは坂下の露店で番をしていました。

目の落ちくぼんだ、鼻の高い、小西一等兵と、四角の顔をした、ひげの伸びている岡田上等兵は、草に身を埋ずめ腹ばいになって話をしていました。

二郎は、ある日、外に立っていますと、びっこの馬が、重い荷を背中につけて、引かれていくのでありました。

河水は、行方も知らずに流れてゆきました。

時ある春の晴れた朝所花咲ける丘人物少年（十三歳位）少女（十一二歳）先生（小学教師）猟人（若き遊猟家）兎（十二三歳少女扮装）舞台は、桜の花など咲いた野外が好ましいが、室内で装置する場合には、緑色の布を額縁として画り、地は、春の土を思わせるような、黄土色の布か、緋毛氈を敷きつめる。

午前八時五分農場の耕耘部の農夫室は、雪からの反射で白びかりがいっぱいでした。

山間の寂しい村には、秋が早くきました。

音楽というものは、いったい悲しい感じを人々の心に与えるものです。