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児童書版

茶話 08 大正十五(一九二六)年

薄田泣菫
『茶話』は青空文庫で公開されている薄田泣菫の短編作品。4,976文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内   4,976 文字
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書き出し
堪忍といふ事9・苦楽むかし、ある物識りが、明盲の男を戒めて、すべて広い世間の交際は、自分の一量見をがむしやらに立てようとしてはいけない、相身互ひの世の中だから、何事にも、「堪忍」の二字を忘れてはならぬと話したことがありました。
初出
1926年   (「苦楽」1926(大正15)年9月1日<br> 「文芸春秋」1926(大正15)年10月号)
底本
「完本 茶話 下」冨山房百科文庫、冨山房, 1984(昭和59)年2月28日
表記
新字旧仮名
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