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児童書版

南嶋を思いて ――伊波文学士の『古琉球』に及ぶ――

新村出
『南嶋を思いて』は青空文庫で公開されている新村出の短編作品。7,498文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内   7,498 文字
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書き出し
文学博士新村出今春琉球に関する一、二の古本を読んでから南島を思う情が切になり来った矢先に、伊波君の『古琉球』と題する南国の色彩豊かな著述がしかもその国の人の手に由って贈られたのは異常に嬉しかった。
初出
1912年   (「芸文 第三年第七号」鶏聲堂書店、1912(明治45)年7月)
底本
「古琉球」岩波文庫、岩波書店, 2000(平成12)年12月15日
表記
新字新仮名
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新村出 の人気作品

『広辞苑』自序
新村出
いまさら辞典懐古の自叙でもないが、明治時代の下半期に、国語学言語学を修めた私は、現在もひきつづいて恩沢を被りつつある先進諸家の大辞書を利用し受益したことを忘れぬし、大学に進入したころには、恩師上田万年先生をはじめ、藤岡勝二・上田敏両先進の、辞書編集法およびその沿革についての論文等を読んで、つとに啓発されたのであった。
10分以内
『広辞苑』後記
新村出
昭和十年の初頭以来、粒々の辛苦を積んで完成を急ぎつつあった『改訂辞苑』の原稿も組版も、二十年四月二十九日の戦火に跡形もなく焼け失せ、茫然たる編者の手許にはただ一束の校正刷のみが残された。
10分以内
『言苑』跋
新村出
『辞苑』出でて茲に三星霜、幸に大方人士の歓迎と支援とを得て、版を重ぬること実に百八十有二、編者の洵に欣幸とする所である。
5分以内
『言林』新版序
新村出
われわれの文化生活のうち、日常ないし教育および教養、いろいろの場合において、専門辞書は別として、普通辞書が欠くべからざることは、今更特筆するにも及ばないが、編者の如き、永年国語の学習や研究や教育に従事し来たった者にとっても、座右常に手ばなせない物は、小中辞典である。
5分以内