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TOP 萩原朔太郎短編（5分以内）郊外

郊外

萩原朔太郎

『郊外』は青空文庫で公開されている萩原朔太郎の短編作品。172文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。

文字数

5分以内 172 文字

人気

-- PV

書き出し

かしこに煙の流るる空はつめたくして草はあたたかに萌えたり手はくみて歩めどもよそゆきの着物のにほひ侘しきに秋はうららに落ち來り日向に幹木の愁ちらばふ晝餉どき停車場のほとりに出でわづかなる水をたうべしに工人の居て遠き麥畑を指させり（一九一三、九、二四）。

初出

底本

「萩原朔太郎全集　第三卷」筑摩書房, 1977（昭和52）年5月30日

表記

旧字旧仮名

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