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児童書版

こわれた鏡 ジイド知性の喜劇

宮本百合子
『こわれた鏡』は青空文庫で公開されている宮本百合子の短編作品。2,610文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数
10分以内   2,610 文字
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書き出し
ジイドが彼の近著『ソヴェト旅行記』に対して受けた非難に抗して書いている「ローランその他への反撃」という文章は(十月・中央公論)悪意を底にひそめた感情の鋭さや、その感情を彼によって使い古されている切札である知力や統計の力やによって強固にしようと努力している姿において彼のこれまで書いたどの文章よりも悲惨である。
初出
1937年   (「帝国大学新聞」1937(昭和12)年10月11日号)
底本
「宮本百合子全集 第十一巻」新日本出版社, 1980(昭和55)年1月20日
表記
新字新仮名
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