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児童書版

自警録

新渡戸稲造
『自警録』は青空文庫で公開されている新渡戸稲造の長編作品。183,370文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜   183,370 文字
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書き出し
[#ページの左右中央]芭蕉ハ無クシテレ耳聞イテレ雷ヲ開キ葵花ハ無クシテレ眼随イテレ日ニ転ズそめ色の山もなき世におのづから柳はみどり花はくれなゐ[#改ページ]とかく道徳とか仁義とかいえば、高尚遠大にして、通常人の及ばざるところ、たまたま及ぶことあれば、生涯に一度か二度あって、専門的に修むる者にあらざれば、単に茶話の料か、講義の題として聞くもののごとく思い流すの懼(おそれ)がある。
初出
底本
「自警録――心のもちかた――」講談社学術文庫、講談社, 1982(昭和57)年8月10日
表記
新字新仮名
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