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児童書版

半七捕物帳 44 むらさき鯉

岡本綺堂
『半七捕物帳』は青空文庫で公開されている岡本綺堂の中編作品。17,733文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数
60分以内   17,733 文字
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書き出し
「むかし者のお話はとかく前置きが長いので、今の若い方たちには小焦れったいかも知れませんが、話す方の身になると、やはり詳しく説明してかからないと何だか自分の気が済まないというわけですから、何も因果、まあ我慢してお聴きください」半七老人は例の調子で笑いながら話し出した。
初出
底本
「時代推理小説 半七捕物帳(四)」光文社時代小説文庫、光文社, 1986(昭和61)年8月20日
表記
新字新仮名
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