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文化史上より見たる日本の数学

三上義夫
『文化史上より見たる日本の数学』は青空文庫で公開されている三上義夫の長編作品。57,054文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜   57,054 文字
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書き出し
緒論日本で数学の発達したのは徳川時代及びそれ以前〔後〕のことであって、上古以来戦国時代の終わりまでは数学に関して幾らも知られたことがなく、また明治大正時代の数学は西洋の学問を宗として起こったもので、未だあまり特色も見えないし、未だこれを歴史的に観察して充分な意見を発表し得るまでに研究が進んでおらぬから、しばらく徳川時代の数学、いわゆる和算なるものを主として論ずることとする。
初出
1922年   (「哲学雑誌 第三十七巻第四二一―四二六号」1922(大正11)年3月~8月)
底本
「文化史上より見たる日本の数学」岩波文庫、岩波書店, 1999(平成11)年 4月16日
表記
新字新仮名
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