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児童書版

其中日記 08 (八)

種田山頭火
『其中日記』は青空文庫で公開されている種田山頭火の長編作品。86,569文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜   86,569 文字
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書き出し
唐土の山の彼方にたつ雲はここに焚く火の煙なりけり一月一日・雑草霽れてきた今日はお正月・草へ元旦の馬を放していつた・霽れて元日の水がたたへていつぱいけふは休業の犬が寝そべつてゐる元日・椿おちてゐるあほげば咲いてゐる・元日の藪椿ぽつちり赤く・藪からひよいと日の丸をかかげてお正月・お宮の梅のいちはやく咲いて一月一日・空地があつて日が照つて正月のあそび湯田温泉・...
初出
底本
「山頭火全集 第七巻」春陽堂書店, 1987(昭和62)年5月25日
表記
新字旧仮名
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