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児童書版

花束の虫

大阪圭吉
『花束の虫』は青空文庫で公開されている大阪圭吉の中編作品。18,995文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数
60分以内   18,995 文字
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書き出し
岸田直介が奇怪な死を遂げたとの急報に接した弁護士の大月対次は、恰度忙しい事務もひと息ついた形だったので、歳若いながらも仕事に掛けては実直な秘書の秋田を同伴して、取るものも不取敢大急ぎで両国駅から銚子行の列車に乗り込んだ。
初出
1934年   (「ぷろふいる」ぷろふいる社、1934(昭和9)年4月号)
底本
「幻の探偵雑誌1 「ぷろふいる」傑作選」光文社文庫、光文社, 2000(平成12)年3月20日
表記
新字新仮名
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